オール3だった長男に、塾なし&親のサポートのみでオール5を達成させた五ツ星ママです
みなさんはお子さんを塾に通わせていますか?
我が家の長男は塾に通っても成績が上がらず、半年で退塾した経験があります。
でも、実はどこの塾に行こうが成績が上がるか上がらないかはその子次第なんです。
そこで、この記事では
長男が伸び悩んでいた頃の経験をもとに、「塾に通っても成績が上がらない子の特徴3選」とその対処法を紹介します
中学生になって受けた洗礼ー入塾テスト編ー
中学校入学前、周りが続々と塾に入ったという話を聞いて、長男も学習塾2校に入塾テストを受けに行きました
①県内トップ校合格率No.1を掲げる地元屈指の進学塾
こちらの塾は、全国屈指の名門公立高校への合格率No.1を誇る超進学塾です。
さっそく入塾説明会と同時に開催される入塾テストを受けに長男と教室へ。
90分間のテストを終えて戻ってきた長男に感想を聞いてみると
いやぁ、全然わかんなくてさぁ。疲れちゃった…
そんなに難しかったの?さすが超進学塾だね。まぁ、結果を待とう。
待つこと1週間。
とは言え、落ちることはないでしょうとタカを括っていた私ですが、その日かかってきた電話に手が震えました。
入塾テストの結果ですが、残念ながら不合格となりました
えっ、、、点数がそんなに低かったのでしょうか?
点数よりはテストを受ける“姿勢”に課題を感じまして…
テストを受ける“姿勢”…?
はい。早々に諦めてしまったのか時間いっぱい取り組む“姿勢”が見られず、机に伏せてしまわれていたのです。今のままでは当校の授業レベルや進度についていくのは難しいと判断いたしました
中学生の間に、まずはどんな問題でも諦めずに根気強く取り組む“姿勢”が身につくように訓練をされると良いですね、とアドバイスをいただき、電話を切りました。
テストに落ちたことはショックを受けましたが、
長男の勉強に対する意欲や姿勢が育っていなかったこと、これはのちに私たち親子にとって、とても大事な気づきになりました
②地域で長い歴史を誇る老舗の大手進学塾
テスト不合格という、人生初の経験をして塾業界の洗礼を受けた長男ですが、2日後には別の老舗の大手進学塾の入塾テストを受けることにしました。
また入塾テストー?
まぁ、そう言わずに。今度は時間いっぱいしっかり最後まで取り組んでくるんだよ
わかった…
こちらの塾は入塾テスト直後に採点、すぐに結果を知らせるために別室に呼ばれました。
長男くん、入塾基準は合格ですね。まずはテストから弱点分析をして今後の学習計画を一緒に考えていきませんか?
よろしくお願いします
さすが地元で信頼の熱い老舗塾。
前回の不合格のショックを引きずっていたので、この先生の言葉に安心感を抱き、入塾を決意しました。
実はこれが甘いワナだとも知らずに。。
この数ヶ月後、あんな展開になるとは思いもしませんでした
中学生になって受けた洗礼ー入塾編ー
①塾に安心していた時期
テスト後に体験授業を経て、中1の4月から正式に塾に通い始めた長男。
入塾テストの点数は決して高くはなかったので、下位クラスでの受講スタートとなりました。
塾の模試やテストの結果次第で上位クラスに上がれるから、一緒に頑張っていこうね
はい、頑張ります
生徒さんが立てた学習計画帳をこちらで進捗管理することで、継続的な学習習慣を身につけ、着実に学力向上を図ります
塾の方針にも納得し、生き生きと塾に通い出した長男の姿に私はホッと胸をなでおろしました。
ちなみに、長男の中学校は公立ながら県下一と言われるほど難易度の高いテストをすることで有名。
塾で定期テスト対策も進捗管理もバッチリやってくれてるから、定期テストでも きっとしっかり点数が取れるはずね
しかし、これが大きな勘違いでした。
②初めての定期テストで「空振り」
そして迎えた中学校での定期テスト。
長男の中学校では1学期は期末テストのみのため、6月末に実施されました。
結果は、
塾の友だちは90点以上を取ってる子もいるのに、どうして僕は取れなかったんだろう
まぁ、初めてのテストにしては健闘したほうじゃないですか?
うーん…週4回も塾に通っているのだから もう少し高得点を期待していたんだけどな。。
塾のテスト対策授業って一体どんな感じだったんだろう?
と、ここで初めて塾の授業に対する疑問が生まれます(自分の息子の実力は一切疑わない w)。
③親の目は盲目で塾に責任転嫁
テスト対策授業といっても基本は自習なんだよね
えっ、予想問題の演習したり、先生が解き方の解説をしてくれたりするんじゃないの?
予想問題が配布されて分からなければ個人的に質問しに行くというスタイルなんだけど、先生は別室で授業をしている(※1)から聞きにくくて。
結局どの科目もワークが終わらないうちにテストを迎えちゃってさ・・
※1:テスト期間が学校によって異なるため、他の中学校の生徒さん向けの通常授業は行われています。
そうなの?でも、学習計画帳で計画を立てて進捗は確認してもらっていたのよね?
学習計画帳は書かなくても先生からは何も言われないから、ちょっと面倒になって途中で書くの辞めちゃったー
まぁーっ!せっかく高い塾代払ってるのに、きちんと管理してくれなきゃ意味ないじゃない
高い塾代とテストの結果との費用対効果が合っていないことに少しずつ不信感を覚えました。
親の愛は盲目とでも言いましょうか。
息子は塾で懸命に勉強していると信じていた私は、思うような点数が取れなかったのは先生の目が行き届いていないからだ、と塾に責任転嫁をしてしまっていたのです。
まとめ:塾に通っても成績が上がらない人の特徴3選とその対処法
私たち親子の経験から見えた、塾に通っても成績が上がらない子(親子)の特徴は以下の3つです
①「塾に通っている」という安心感を持ってしまっている
これは、長男にも母である私にも言えることですが、塾に通い始めたことで安心していたところがあります。
これは塾に通っても成績が上がらないと悩む親子の”あるある“かもしれませんね。
実際は、塾に通うだけで成績がぐんぐん思うように伸びていくなんてことは、滅多にありません。
「勉強した」つもりだったけど「勉強の仕方」が理解できていなかったなぁ
大切なのは、自分は何ができていないのかに気づき、それを質問して解決させること。
さらに解き方を身につけて、自分で解けるように「塾を活用」しなければいけなかったのです
②「塾の先生がなんとかしてくれる」という他力本願
これは①の塾に通っているという安心感とも関連しています。
保護者の立場から言えば「高い料金を払っているのだから」「時間を費やしているのだから」と塾に対して、それ相応の対価を求めてしまいがちです。
もちろん先生方も対価をもらって指導をしているわけですから、熱心に見てくださっているはずです。
だけど、通塾も勉強もテストも全て僕たち本人の責任なんだよね
そうなんです。先生は代わりにテストを受けてくれたりはしません。
親子の要望すべてに応えることはできません。塾の先生は決して全知全能の神ではないのです。
特に集合塾では先生が生徒一人ひとりを細かく丁寧に見ていくのは物理的に難しいでしょう。
つまり、他力本願で塾の先生に全てを任せきってしまうと、結果が出なかったときに相手を責めることになってしまいます。
塾は「わからない」を「自分でできた」に変えていくためのサポートを提供してくれる場所で、それをうまく活用するかどうかは自分次第、ととらえていけば、責任転嫁することはなくなります
③本人の学ぶ姿勢
塾でたくさん勉強してるから大丈夫!と思っていました
これが最も重大な要因です。
テスト前には「100点取りたいなー」なんて言っていた長男ですが、中学校では勉強しても簡単には100点なんて取れないどころか平均点がやっと、ということに衝撃を受けたようでした。
今回の入塾は長男が希望したわけではなく、親である私が無理に引っ張って入塾させてしまったことも要因の一つです
保護者がどんなにお金を費やしても、先生がどんなに熱心でも、子ども本人が自ら学びたい!という思いがなければ、結果がついてくるはずはありません。
歩きたくないのに無理やり歩かされるのと同じで、嫌悪や怠慢の心が出てきて、目的が見えなくなりがちです。
しかし、目的地があって自分の意志で歩き出せば、いつか必ずそこに辿り着くことができるはずです。
子どもがどんな未来を希望するか、普段から親子で話し合っておくことで、子どもは自分で選びとった方法で勉強に向かうことができますよ
次のテストではもっといい点数を取りたいな
夏期講習でしっかり弱点克服すれば、きっとすぐに挽回できますよ
それならもう一度信じてやらせてみようかな
夏期講習、大変そうだけど頑張るよ
次回、【塾なし中学生】今すぐ辞めた方がいい塾の特徴3選【退塾編】では、夏期講習と2学期の中間テストでの爆発から退塾までを綴ります